Q‐Uについて
About Q-U



(1) N 先生(東京都・中学校)担当:養護教諭 教員歴:30年 女性
(2) T 先生(埼玉県・高校) 担当:数学教諭 教員歴: 5年 女性



(1) N 先生(東京都・中学校)担当:養護教諭 教員歴:30年 女性

―――Q-Uを知ることになったきっかけは?
 10年程前に、養護教諭部会でQ-Uが話題になっていたので、知ってはいました。
 4年前、現在の学校に赴任した時、前任者の養護教諭が取り入れていたので、それを引き継ぎました。
 現在では、学校単位でQ-Uに取り組んでいます。

―――Q-Uを取り入れる前と後で、学校はどのように変わりましたか。
 学校全体で、Q-Uの見方などの研修をしたのは今年からなのですが、教員の生徒理解が深まり協力体制も強くなりました。
 7月に行った研修でも、教員間での話し合いはとても盛り上がりました。

―――Q-Uの結果を、保健室の先生としてどのように活用されていましたか。
 スクールカウンセラーと結果を見て、子どもの状態を確認しています。
 Q-Uの座標上の位置と、自分が思っている生徒像とは違う結果が出たときなど、資料として参考にし、観察をしたり予防的な対応をしたりしています。

―――クラスが苦手で保健室に来る生徒はいますか?
 います。私は養護教諭で、学級の中に入っていくことは難しいですから、担任と情報交換して対応しています。

―――Q-Uについてもっとここが知りたいということはありますか?
 エクササイズについてもっと具体的に知りたいです。
 「生徒のこういう能力・スキルを強くしたい」と思ったときに、こういうエクササイズがある、というのがすぐ出てくるようにしたいです。



(2) T 先生(埼玉県・高校) 担当:数学教諭 教員歴: 10年 女性

―――今までQ-Uを活用したことは?
 今年度、初めて活用しました。今年度は担任ではないため、導入方法に悩みましたが、何人かの先生に個別に説明し、実施して頂きました。

―――Q-Uを知ることになったきっかけは?
 現場の先生の紹介がきっかけです。話を聞くうちにぜひ学びたいという意欲が湧きました。

―――初めてQ-Uを知ったときは?
 そんなツールがあったんだ!!と衝撃的でした。先生方にも紹介したところ、ベテランの先生方からも「とても興味深い」という声を頂きました。

―――次、担任をする時には、Q-Uを活用したいですか?
 今年度は同僚の先生が実施されていますが、ぜひ自分のクラスでも実施したいです。

―――同僚の先生方はQ-Uをどのように活用していますか?
 データを一緒にみながら「この生徒は今こんな対応をとっている」とか、「この生徒にはこう声掛けしている」といった感じでクラスの様子を積極的に話してくださいます。

―――今後はどのようにデータを活用していきたいですか?
 今はまだ「こんな感じで結果が出ていますね」といった段階で、データをどう活用するかは、研修に参加しながら試行錯誤中です。Q-Uを取るとクラスの状況をオープンにするきっかけとなり、対応策を立てやすいので、まずは自ら活用方法を学びながら実践していきたいです。